ダンボールの組み立て方法

引越しのプロ直伝!ダンボールの正しい作り方と組み立ての注意点を総まとめ!

  • 2019年7月23日
  • 2019年11月4日
  • 荷造り
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引越し作業員の「ひこしお」です。引越しの荷造りをする際は、ダンボールをたくさん組み立てますよね。ところでダンボールの作り方に自信はありますでしょうか。

引越し業者には、ある決まったダンボールの作り方がございます。この組み立て方法は、段ボールを容易に組み立てられ、しっかりと強度を確保できる方法でもあります。

そこで今回の記事では、
  • ダンボールの組み立て方
  • ダンボールの強度を上げる作り方のコツ
  • 作り方が悪い場合の危険性
について詳しく解説していきます。

引越しではダンボールを必ず組み立てる必要がありますので、ぜひご参考になさってくださいね。

引越しのダンボールの正しい組み立て方!

まずはダンボールの正しい作り方をしっかりマスターしましょう。引越し作業をしていると、ダンボールの組み立て方法が好ましくないケースも散見いたします。この章では手順を追って組み立て方を解説していきますので、早速チェックしていきましょう。

ダンボールの天地を確認!

ダンボールを組み立てる際にまず確認すべきポイントは「天地」です。天地とは、段ボールの上下の向きとお考えください。引越業者から配られるダンボールには、側面にイラストや文字が記載されていますよね。ダンボールを組み立てた際は、その文字やイラストが上下逆さまにならないようにしましょう。

とはいえ、荷物の梱包に夢中になっていると、ついダンボールの天地が逆さまになってしまうこともあるかと思います。この際は、ダンボールに「天地逆」と記載すれば問題ありません。

Point
ダンボールの天地をチェック!

ダンボールの底の折りたたみ方!

ダンボールの天地を確認したら、底を折りたたんでいきます。段ボールの底には、短い断片と長い断片がありますよね。ダンボールを組み立てる時は、短い断片を先に折り、次に長い断片を折りたたみます

ダンボールの作り方に慣れないうちは、この順番が逆になってしまう場合もあるかと思います。ダンボールの強度を確保するためにも大事なポイントですので、ぜひ組み立て時に意識してくださいね。

Point
ダンボールの断片は短辺→長辺の順番に折る!

ダンボールの底のガムテープの貼り方!

ダンボールの底を折りたたんだら、次は底にガムテープを貼りましょう。ガムテープの貼り方には何通りか種類がありますが、ここでは引越し業者推奨の貼り方をはじめ、よくある間違った貼り方も掲載していきます。段ボールの強度にも関わる重要な作り方のポイントですので、必ずご確認してくださいね。

プロ推奨の十字貼り!

引越し業者推奨のガムテープの貼り方は、ズバリ「十字貼り」です。十字貼りとは、ガムテープを「十」のようにクロスさせて貼る方法です。

作り方は簡単で、まずダンボールのセンターをガムテープで止め、その上からテープが十字になるようにクロスで貼ります。

十字針りは時間もかからず、梱包時の段ボールの強度を格段と高めてくれます。引越し現場ではこの作り方ができていないお客様も散見しますので、ぜひとも意識していただければと思います。

一の字貼りは強度不十分!

引越し現場でお見かけするダンボールの作り方として「一の字貼り」が挙げられます。これは、段ボールのセンターだけを止める貼り方です。真上から見ると数字の「一」のように見えることから、このように呼ばれています。この作り方の場合、段ボールの底の強度が低下してしまいます

梱包した際の荷物の重量が軽ければこの作り方でも問題はないのですが、それでも引越しでは全て「十字貼り」をされることを推奨いたします。

H貼りは片付けが大変!

「H貼り」とは、アルファベットの「H」のように見えることから、このようなネーミングが付いています。この作り方は、横にガムテープで止めた後、縦側両サイドにガムテープを貼って補強する組み立て方です。Amazonなどのネット通販でショッピングをすると、この貼り方で荷物が配送されてくるケースもございます。

ただ重い荷物を運ぶ引越しの際は、H貼りだと段ボールの底の強度が不十分になる可能性がございます。加えてこの組み立て方のデメリットは、引越しが終わった後のダンボールの解体が面倒臭い点も挙げられます。いずれにしても引越しでは推奨できない組み立て方法ですので、ご注意ください。

ガムテープ未使用の作り方は厳禁!

ごく稀にですが、段ボールの底にガムテープを貼ってないケースを見かけることもございます。ダンボールは作り方を工夫すると、一見ガムテープ無しでも組み立てることができます。

ただ実際に荷物を梱包して運ぼうとすると、一瞬で底が抜けそうになります。またガムテープで底が止められていないと判明した時点で、ガムテープを貼って荷造りするようにお願いすることになります。

ガムテープを使用しない段ボールの組み立て方は絶対に厳禁ですので、必ずテープで固定して荷造りしてしてくださいね。

Point
ダンボールの底は「十字張り」で貼る!
他の作り方は強度不足で危険!

ダンボールの蓋の閉じ方!

ダンボールを組み立てて荷物を梱包したら蓋を閉じましょう。この時は、段ボールの短い断片を先に折りたたみ、次に長い断片を折りたたみます

箱を閉じたら、その上からガムテープを貼り付けます。蓋を閉じる時の貼り方は、上でご紹介した「一の字」貼りで問題ありません。ダンボールの蓋は底抜けの心配がありませんので、「十字」にクロスさせる必要もないのですね。

蓋も十字クロスで組み立てるとガムテープが不足してしまう可能性もありますので、作り方のポイントとして押さえてくださいね。

Point
ダンボールの蓋は「一の字貼り」でOK

ダンボールを組み立てる時の注意点をチェック!

引越しでダンボールを組み立てる際は、いくつか注意していただきたいポイントがあります。ダンボールに梱包するお荷物を安全に新居へ配送するためにも大切な内容ですので、ぜひご確認してくださいね。

ダンボールの蓋は隙間なく組み立てよう!

ダンボールの底蓋や上蓋にガムテープを貼る際は、断片に隙間ができないように組み立てることがコツです。ここに隙間ができてしまうと、それだけ段ボールの強度が落ちてしまいます。

また合わせて、断片の両端を綺麗に揃えるイメージでガムテープを貼るようにしましょう。両端が揃っていない状態で組み立ててしまうとダンボールに歪みが生じ、やはり強度が下がってしまいます。

この作り方のポイントは意外と盲点になっている方もいらっしゃるかと思いますので、引越しの際はぜひご参考になさってくださいね。

Point
ダンボールの断片は隙間なく組み立てる!
隙間ができると強度が落ちるので注意!

ガムテープは側面まで貼ろう!

底や蓋にガムテープを貼る際は、側面まで貼り付けるようにしましょう。もちろん側面までビッチリ延長させる必要はございません。イメージ的には、片サイドの側面に5〜10cm程度延長させる感じで組み立てましょう。

荷造りした物が本や紙、食器等の重い荷物の場合は、側面まで少し長めにガムテープを貼ると、さらに強度を上げることができます。少しガムテープを伸ばして組み立てるだけでも強度が大きく変わりますので、引越しの荷造りの際は必ず側面までガムテープを延長させるようにしましょう。

Point
ガムテープはケチらずに側面まで貼り付ける!

ガムテープの重ね貼りに注意しよう!

何かしらの事情で一度組み立てたダンボールを開梱し、再びテープで止める際は注意が必要です。

引越業者から配布されるガムテープは、正確に言えば「クロフトテープ」であることが大半です。名称の違いはさておき、このクロフトテープは、重ね貼りすると簡単に剥がれてしまう特徴がございます。このため段ボールの底が抜けやすく、また蓋が簡単に開きやすくなっています。

一度開けてしまったダンボールには、極力軽めのお荷物を梱包し、また蓋は側面までしっかり貼るようにしてくださいね。

Point
クラフトテープは重ね貼りすると粘着力が落ちるので注意!

ダンボールの作り方が悪いと配送事故のリスクあり!

ダンボールの作り方が悪いと、引越しで配送事故が発生してしまう可能性もございます。この章では、実際の引越現場で経験したことのある事例も交えながら、想定されるリスクをご紹介していきますので、併せてご確認してみてくださいね。

ダンボールの底が抜ける!?

引越しの現場で、ダンボールの底が抜けてしまうことは、本当にあるのでしょうか。上で推奨している「十字貼り」の作り方をしていただければ、底抜けのリスクは殆どないかと思います。もちろんダンベルのプレートなどが大量に入っていれば話は別ですが、この場合は荷物を軽くするようにお客様にお願いいたします。

ただ「一の字貼り」で荷物が重いと、多少なりとも底抜けのリスクはございます。特にスタッフの経験が浅かったり、雨天時の屋外作業で段ボールが湿っているなどの悪条件が重なってしまうと、本当に底抜けが発生してしまう場合もあります。

私の経験の中でも、アルバイトの方が運んでいたダンボールの底が抜けてしまったことがあります。大きなダンボールにギッシリと本が詰まっていましたが、ガムテープは「一の字貼り」でした。こうした事態を未然に回避するためにも、しっかりと正しいダンボールの作り方を抑えてくださいね。

天地逆のダンボールは危険!?

冒頭では、ダンボールの天地をしっかり確認するように記載いたしました。これは引越業者が段ボールをトラックに積む際に非常に大切なポイントです。ダンボールの天地が逆になっていると、トラックに積み込む際に、ダンボールを上下逆さまにひっくり返して積んでしまうリスクも想定されます。もしこのような事態がトラックで起きていたとしたら、想像するだけで恐ろしいですよね。

もちろん引越し業者はプロですから、このような事態は通常では起りえません。私の実体験においても、「荷物が逆さまになっていた」というクレームは聞きません。ただ過去に1度も起きていないかと言えば、必ずしもそうとは断言できないと思います。

自分の荷物は自分で守るためにも、まず天地に気をつけ、逆さまになってしまったら「天地逆」と確実に明記するようにしてくださいね。

引越し前にダンボールの作り方をおさらいしよう!

いかがでしたでしょうか。引越しにベストなダンボールの作り方はご確認いただけましたでしょうか。引越しでは、段ボールの底が十字になるようにガムテープを貼り付けましょう。ダンボールにはお客様の大切なお荷物を梱包しますので、しっかりと組み立てるようにしてくださいね。それでは不足なくダンボールを組み立てて、安全な荷造りをしていきましょう!

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