引越し作業員の「ひこしお」です。
引越し現場では、タンスや冷蔵庫などの大型家財を窓から吊り下げて搬出するケースが頻繁にございます。引越し当日に法外な吊り下げ料金を請求されないためにも、しっかりと費用相場を確認しておきたいですよね。
- 吊り下げ作業が発生するケース!
- 吊り下げ作業の料金相場!
- 吊り下げ料金を安くする方法!
- 大型家財を処分するときの注意点!
引越し当日に「吊り下げ作業が必要です」と言われて慌てないためにも、ぜひご参考になさってくださいね。
引越しで吊り下げ作業が必要になるケースは多い!
現在の住まいに引越しされた際に、吊り上げで搬入した家具・家財があれば、全て吊り下げ搬出になることを覚悟する必要があります。物理的に上げることのできなかった荷物は、下げることもできませんね。
また入居時に搬入できた家具・家電でも、引越し後に階段に手すりを付けた場合は、搬出できなくなっている可能性があります。手すりの分だけワイドが狭くなっていますので、階段を降ろすことができないのです。
後付けの手すりで通常搬出できず、吊り下げ対応になるケースも多いですので、該当しないかチェックしておきましょう。
引越しの吊り下げ料金相場!
吊り下げ作業が想定される場合、その料金相場が気になりますよね。
引越しの吊り下げ作業は、紐で吊る場合と、クレーンで吊る場合の2通りの方法があります。家財を吊る方法に応じて料金体系が異なりますので、それぞれの費用の目安をご紹介していきます。
紐で吊り下げる場合!
タンスなどの家具を紐で吊り下げる場合、費用は3千円〜5千円程度が相場かと思います。冷蔵庫を吊り下げる場合は、1万〜3万円程度の料金が発生します。
冷蔵庫は重量物で作業が難しく、また家電製品ですので、品質トラブルのリスクもございます。このため冷蔵庫の吊り下げ料金は高めに設定されている傾向にあります。
クレーンで吊り下げる場合!
物件の状況に応じては、紐で吊り下げることができず、クレーン対応になる場合もございます。また引越し業者以外に作業を依頼すると、最初からクレーン対応になる可能性もあります。
クレーンで家財を吊り下げる場合は、3〜4万円程度の費用が相場になってくると思います。クレーン付車を手配する関係で、どうしても費用が高めになってしまうのです。
なお、3階以上のフロアから吊り下げる場合は、クレーン付車ではなく、クレーン車を使用する必要があります。この場合は10万円程度の費用を覚悟しなければなりません。
引越し作業員の「ひこしお」です。引越し現場によっては冷蔵庫を2階から吊り上げて搬入する場合があります。吊り上げ作業が必要となると、気になるのがその料金相[…]
格安料金で吊り下げを引き受ける業者もある!
吊り下げ作業にはオプション料金を請求することが一般的ですが、サービスで対応してくれる業者も存在します。またサービスまでは行かなくても、料金相場の半額程度の価格で対応してくれる業者もございます。
ただ残念ながら「どこの引越し業者ならサービスしてくれる!」と言った単純な話ではございません。信じられないかもしれませんが、同じ引越し業者でも繁忙状況に応じて、吊り下げ料金を変えている可能性があります。
暇を持て余している業者に見積もりを依頼すれば、「このままでは作業員を遊ばしてしまうので、吊り下げ料金はサービスにして契約を取ろう!」なんて感じで格安料金が提示されるのです。
吊り下げ作業の伴う引越しを格安にする方法!
引越しの吊り下げ料金を格安にするためには、複数の業者に見積もりを依頼し、少しでも安くしてくれる業者を探すことがポイントになります。
ただ、ご自分でたくさんの引越し業者に見積もりを依頼することは骨の折れる作業ですよね。そんな時はぜひ「引越し一括見積もりサイト」を活用していただければと思います。
引越し一括見積もりサイトを利用すれば、簡単な引越し情報を入力することで、複数の業者から同時に連絡をいただくことができます。各業者から見積もり金額の提示を受け、それぞれの料金を比較すれば、吊り下げ料金を格安で対応してくれる業者を簡単に見極めることができますよね。
引越し一括見積もりサイトの中でもおすすめなサービスは「引越し価格ガイド」です。ご利用実績・提携業者数ともにトップレベルの老舗サイトですので、安心してご利用いただけますよ。
引越し料金を安くするためにも引越し一括見積もりサイトは必須のツールですので、ぜひご活用してくださいね。
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大型家具・家電を処分するときの注意と対策!
吊り下げ料金が発生するくらいなら処分してしまおう!とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
大型家具・家電を処分するときには、搬出上の注意点もございます。大型家財を処分予定の方は、ぜひこちらもチェックしてくださいね。
粗大ゴミで処分するときの注意点!
自治体の粗大ゴミを活用すれば、大型の家具・家電の処分費用を最小限に抑えることができます。
ただ粗大ゴミを利用する時は、ご自分でゴミを屋外まで搬出する必要があります。大型の家具や家電を屋外搬出することは、決して容易なことではありません。
まして吊り下げによる搬出が必要になると、ご自分で対応できる範疇を超えてしまいますね。粗大ゴミは料金面で大きな魅力がありますが、自力で搬出できるか注意が必要です。
不用品回収業者も搬出できない!?
不用品回収業者に家具・家電の処分を依頼される方もいらっしゃると思います。不用品回収業者は買い取ってくれる場合もありますので、魅力的な選択肢に感じられます。
ただ不用品回収業者は、2階からの吊り下げ作業に対応できない可能性があります。吊り下げには「吊り紐」という専用資材が必要ですし、作業員の経験も求められます。
また吊り下げ搬出には、最低でも3名の作業員は必要です。不用品回収業者は1〜2名で巡回している印象を受けますので、人員的にも対応は難しいです。
タンスなど「解体」できる家具であれば対応してくれるかもしれませんが、冷蔵庫など搬出が困難な家電は対応を断られてしまう可能性もありますので、ご利用の際は注意してくださいね。
不用品も引越し業者に搬出してもらおう!
吊り下げ作業の必要なゴミがある場合、ご自分で搬出することは困難ですし、不用品回収業者を手配することも得策ではありませんでした。
そこで不用品も引越し業者に搬出してもらう方法をおすすめいたします。引越し業者は荷物だけでなく、不用品の搬出も引き受けています。
引越し作業員に屋外まで搬出してもらえれば、あとは粗大ゴミで処分できます。また一部の引越し業者は不用品回収サービスも実施しているため、そのままゴミを持ち帰ってくれる場合もあります。
いずれのケースにしても、まずは見積もりの段階でゴミの屋外搬出を依頼し、吊り下げ作業を想定した見積もり料金を算出してもらうようにしましょう。
この際は業者ごとに料金体系が大きく異なる可能性がありますので、上でご紹介した「引越し価格ガイド」などの見積もりサイトで複数の業者に見積もりを取り、料金を比較してくださいね。
まずは吊り下げ料金の見積もりを取ろう!
いかがでしたでしょうか。引越しで荷物を搬出する際は、吊り下げ作業が必要になる可能性があります。
吊り下げに伴う費用は、引越し業者がケースバイケースで計算しています。このため複数の引越し業者に見積もりを依頼し、最安値で対応してくれる会社を探すことがポイントになります。そのためにも「引越し一括見積もりサイト」は大変便利なツールですので、ぜひご活用してくださいね。
それでは引越し業者を上手に選定して、少しでも格安料金で吊り下げ搬出を対応してもらいましょう。
引越し作業員の「ひこしお」です。新生活にはお金がかかりますが、引越し料金の比重はかなりのものです。できることなら引越しの費用は少しでも安くしたいものです[…]