引越しの際にエアコンの移設を検討している方も多いかと思います。その際に気になるのがエアコンの移設料金です。
エアコンの引越し料金は案件ごとに多種多様ですので、一概にいくらと断言することはできません。とはいえ移設料金の相場は気になりますよね。
そこで今回は、エアコンを引越しする際の料金相場や注意点を詳しくご紹介していきます。エアコンの移設を巡るトラブルは後を絶ちません。引越しで思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、ぜひご確認なさってくださいね。
引越しでエアコンを移設する方法!
引越しでエアコンを移設する場合、引越し業者に依頼する方法と、<>専門業者に依頼する方法の2種類ございます。それぞれメリット、デメリットがありますので、両者の違いを見比べていきましょう。なおエアコン移設を自分で作業することは大変危険ですので、絶対に止めてくださいね。
引越し業者に頼む場合!
引越し業者と言えど、エアコンのプロではありません。このためエアコンの取り付け取り外しは、取引のある電気屋さんに依頼するケースが大半です。
それでは引越し業者に作業を依頼することには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
引越し業者を利用すれば、自分でエアコン移設の専門業者を探したり、脱着作業の日程調整をする必要がありません。
また引越しスケジュールに合わせて業者を手配してくれますので、新居ですぐにエアコンを使用することができます。
もし引越し先でエアコンのトラブルが生じた場合でも、引越し会社を窓口にできます。自分で電気屋さんと交渉する必要がない点も大きなメリットと言えますね。
もちろん引越し業者を通せば、悪徳な電気屋さんに騙される危険性もありません。
デメリット
引越し会社にエアコンの移設を頼むデメリットは、料金が割高になりがちな点です。
引越し会社は電気屋さんとの窓口にすぎません。そのため中間手数料が発生し、料金が割高になりやすいのです。
また引っ越し業者はエアコンのプロではないため、正確な見積もり料金を算出できない場合もあります。
専門業者に頼む場合!
エアコンの脱着作業を専門業者に頼む方もたくさんいらっしゃいます。そこで専門業者に作業を依頼する場合のメリット、デメリットもチェックしていきましょう。
メリット
専門業者に直接作業を依頼すると、料金を割安にできる可能性があります。引越し会社に取られる中間手数料をカットできますので、料金が安くなるのは当然ですね。
また専門業者はエアコンのプロでもあるため、精度の高い見積もり金額を提示してくれる傾向にあります。
デメリット
専門業者を自分で探す場合、引越しスケジュールに合わせてタイムリーに対応してくれるとは限りません。
また長距離引越しの場合は、エアコンの運搬ができないと言われてしまうケースもあります。もちろん引越し業者に頼めば運搬してくれますが、これなら最初から頼んだ方が安上がりするかもしれません。
さらにエアコンに作動不良が生じた際に、取り付け業者は「取り外しや運搬に問題があったのでは?」などと言い訳ができ、責任の所在が曖昧になってしまう点もデメリットとして挙げられます。
エアコンの移設料金はどのくらい?
エアコンの移設料金がどのくらい発生するのか気になりますよね。この章ではエアコンの移設料金の算出方法や平均的な相場を掲載していますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
エアコン移設料金の考え方!
エアコンの移設料金は「標準工事費用」+「追加作業費用」で計算されます。
標準工事費用とは、エアコン本体を取り付け、室外機をセットし、配管を繋ぐ基本的な作業とイメージしてください。ただこれだけではエアコンを使用できません。
そこで登場するのが追加作業です。例えば、エアコン専用のコンセントが設置されていない場合は、コンセント交換と200Vへの電圧変更の追加作業が必要になります。
また旧居で使用していた配管は処分するのが一般的ですので、新しい配管の購入費用が必要になります。もちろん配管にフロンガスを注入する作業も必要です。壁に配管用の穴が空いていない場合は、穴を開ける作業料金も必要です。
このように追加作業費用の項目をあげると切りがないのです。
エアコン移設料金の相場!
上述の通り、エアコンの引越し料金はケースバイケースで算出されるため、一概にいくらとは断言できません。とはいえエアコン移設に必要な料金相場は気になりますよね。
あくまで目安として参考にしていただきたいのですが、一般的なエアコン移設料金は20,000円〜30,000円が相場と言われています。この料金はエアコンの搬送料金も含まれています。
繰り返しになりますが、あくまでもこちらは目安の料金です。現場によっては法外な金額を請求されるケースもございますので、必ず正確な見積もりを取るように心がけてくださいね。
エアコンの移設料金はトラブルになりやすい!
引越し業界にいると、エアコンの移設料金に関するトラブルを頻繁に見聞きします。その背景には、見積もりが曖昧な点を挙げられます。
この章ではエアコンの移設料金でトラブルに巻き込まれない方法をご紹介していきますので、ぜひご参考にしてくださいね。
2-1、引越し業者は正確な見積もり料金を出せない!
引越業者はエアコンのプロではないので、エアコンの脱着作業料金を正確に出すことができません。
このため見積もりでは、「エアコンの運送料が8,000円で、別途脱着料金がかかります。脱着料金の相場は1〜2万円ですが、状況によって異なるため一概には言えません」などと言ってきます。
確かにこの言葉は間違いではありません。ただ取り付け状況に応じては、高額な料金が発生してしまう可能性もあるのです。実際に5万円以上の高額な費用を請求された!という方もいらっしゃいます。
曖昧な見積もりを鵜呑みにすることは危険すぎますので、注意が必要なポイントです。
エアコンの移設料金トラブルを避けるためには!
エアコン移設に伴う料金トラブルを避けるためには、とにかく正確な見積もりを取ることしかありません。ただ残念ながら、引越し業者では正確な見積もりを出すことができませんでした。
そこで引越し業者を通じて、具体的な見積もりを出せる専門業者の方と直接連絡を取るようにましょう。
専門業者と話をすることで、業者もどのような作業が必要かイメージでき、信ぴょう性のある見積もりを提示できます。
また想定される追加工事と単価を事前に聞いておくことで、高額な料金請求を回避することもできます。
下記に想定される追加工事と相場を挙げていますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
作業項目 | 料金相場 |
コンセント交換 | 3,000円 |
コンセント電圧切替 | 3,000円 |
配管交換 | 2,000円/1m |
フロンガス補填 | 10,000円以上 |
配管化粧カバー設置 | 15,000円 |
コンクリート穴あけ | 20,000円以上 |
エアコンの買い替えも視野に入れよう!
引越しの際は、エアコンを買い換えてしまうのもおすすめな選択肢です。
エアコンの移設料金は、平均でも2〜3万円、場合によっては5万円近くの料金が発生することもあります。この費用を頭金にすれば、最新式のエアコンを購入することができますよね。
エアコンの寿命は10年と言われています。寿命間近のエアコンを移設しても、新居ですぐに壊れてしまっては大変です。
またエアコンは年式が新しくなるほど、電気料金が安くなると言われています。
特に古い型のエアコンを引越ししようとしている方は、ぜひ引越しの機会に買い換えも視野に入れてご検討されてはいかがでしょうか。
エアコンの引越しでは料金トラブルに気をつけよう!
いかがでしたでしょうか。エアコンを引越しする際の料金相場や注意点はご確認いただけましたでしょうか。
エアコンを引っ越しする際は、あくまで目安として2〜3万円程度の料金が発生いたします。ただお客様の状況に応じては、さらなる追加料金が発生するケースも多分にしてあります。実際に想定以上の金額を請求された金銭トラブルが存在するのも事実です。
引越しでエアコンを移設しようとご検討されている方は、正確な見積もりを取るなどして、トラブルを未然に防ぐ対策を取っていきましょう!