引越しでの貴重品の荷造り

知らないと大変!引越し当日の貴重品の管理方法と荷造りのコツ!

引越し作業員の「ひこしお」です。引越しでうっかり貴重品をダンボールに荷造りしてしまうと、取り返しのつかない事態になってしまう恐れもあります

そこで今回は、引越しでの貴重品の管理について詳しくご説明していきます。貴重品の荷造りのコツはもちろん、貴重品の管理が求められる理由も解説していますので、ぜひご確認してくださいね。また代表的な貴重品をリスト形式でまとめていますので、併せて荷造りのご参考にしてください。

引越し当日は貴重品を自己管理する!

引越しでは業者から必ず「貴重品は自己管理でお願いします」と言われます。自己管理と言われても、たくさんの貴重品をまとめて管理するのは大変ですよね。そこで貴重品を荷造りするコツを見ていきましょう。

貴重品を自己管理するコツ!

貴重品をダンボールに梱包するだけでは管理とは言えませんよね。また複数のバッグに貴重品を分散して荷造りしても、やはり管理が大変になってしまいます。そこで貴重品を荷造りする時は、1つのバッグにまとめて保管しておく方法をおすすめいたします。

またバッグの選び方も大切なポイントです。引越し当日は、何かと両手で作業する機会が多いです。トートバッグなどに貴重品を管理していると、一時的にバッグから手を離すことになってしまいます。

そこで貴重品はショルダーバッグなどハンドフリーにできるものに荷造りしておくことをおすすめします。リュックサックのような大きいバッグだと邪魔に感じてしまうかもしれませんので、小さめなショルダーバッグに荷造りしておくことがポイントですよ。

貴重品は肌身離さず携帯する!

貴重品の詰まったバッグを引越しの最中に盗まれてしまっては大変なことになります。バッグの中には文字通り全財産が含まれていますので、ただ事では済みません。引越し当日は、常に貴重品を携帯するようにしてください。このような意味でもショルダーバッグが活躍してくれますね。

引越業者の人間が貴重品を盗むことは考えづらいですが、念には念を入れて対策しておきたいものです。また引越し中は玄関を開けっ放しにして作業しますので、不審者が入り込んでくる可能性も否定できないのです。

貴重品を紛失しても引越し業者は補償しない!

貴重品を自分で管理する重要性を説明してきましたが、もし引越しの最中に貴重品を紛失してしまった場合はどうなるのでしょうか。残念ながら引越し業者は、貴重品の紛失に関して一切の責任を取ってくれません。この章では引越し業者にとっての貴重品の位置付けについて見ていきたいと思います。

標準引越運送約款による免責!

引越し業者は事業を運営するにあたり、国土交通省と「標準引越運送約款」を結んでいます。この約款には次のように記載されています。

標準引越運送約款
第三章 荷物の荷受け
第四条 (引受拒絶)
2 荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引受けを拒絶することがあります。
一  現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品
出典:国土交通省「標準引越運送約款

つまり引越し業者は、正当な権利を持って貴重品の運搬を拒否できるのです。これを言葉を丸くして「貴重品は自己管理でお願いします」と言っているのですね。このため引越しの最中に貴重品が無くなってしまっても、引越し業者に責任を追求することはできないのです。

引越し業者の保険が適用されない!

引越し業者は物損事故に備えて必ず保険に加入しています。引越し業者のPR文で、最大補償額1千万円のようなセリフを見たこともあるのではないでしょうか。ただこの保険は、引越し業者の過失による物損事故に適用されるものであり、お客様の貴重品の紛失に適用されることはありません

このように引越しで貴重品を紛失しても、業者から1円足りとも補償されない可能性が高いですので、くれぐれもご注意していただければと思います。

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引越し当日に自己管理の必要な貴重品リスト!

引越しではたくさんの荷物を荷造りする必要がありますので、どこから貴重品に該当するのか判断が難しいかと思います。そこで貴重品として分類される代表的な品目をリスト形式でご紹介していきます。下記品目はうっかり通常の荷物と一緒にダンボールに梱包してしまわないように注意してくださいね。

財布

貴重品の管理と言われて財布を忘れる方はいらっしゃらないかと思います。財布には金銭や身分証明書がたくさん入っているかと思います。財布を紛失してしまうと、金銭面のみならず、その後の手続きも面倒なことになってしまいますので、くれぐれもご注意してくださいね。

現金、通帳、キャッシュカード

現金や通帳、キャッシュカードは貴重品の中でも代表的な品目ですよね。通帳やキャッシュカードをタンスの中に隠している方もいらっしゃるかと思います。引越し作業では、タンスの中身を空にして運搬するケースが多いです。タンスに通帳やキャッシュカードが入っていると、盗難や紛失のリスクを伴いますので注意が必要です。

また最近は少なくなってきたと聞いていますが、タンス預金をされている方もいらっしゃるかと思います。タンスに現金を入れたまま引越しをするのは非常に危険ですので、絶対に避けてくださいね。

クレジットカード

財布に入っているクレジットカードは問題ないと思いますが、今までに1度も使用していないカードもあるのではないでしょうか。もしかしたらこうしたクレジットカードがお部屋の片隅に眠っているかもしれません。

うっかり他の荷物と一緒にダンボールに荷造りして紛失してしまうと、大変なことになってしまいます。クレジットカードは現金と同じくらい大切なものですので、確実に自己管理を徹底してくださいね。

運転免許証、パスポートなどの身分証明書

貴重品の管理としてうっかりしやすい品目がパスポートです。パスポートは金銭とは異なりますので、ダンボールに梱包してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただパスポートは、顔写真付きの身分証明書です。パスポートを紛失してしまうと、何に悪用されるか分かりません。

また荷造りの際は、健康保険証の取り扱いにも注意しましょう。健康保険証を引き出しに収納している方もいらっしゃるかと思います。健康保険証も紛失すると面倒な手続きが必要ですので、必ず自分で管理してくださいね。

印鑑

引越しで最も貴重品管理を怠ってしまうのは、おそらく印鑑だと思います。確かに実印などの特別な印鑑を除き、印鑑は紛失しても比較的軽微な被害で済みますよね。それだけに印鑑が貴重品という認識が弱いのかもしれません。

ただ印鑑は標準引越運送約款でも貴重品として扱われています。また電気やガスの契約時などに印鑑を使用することになります。うっかり印鑑をダンボールに荷造りすると取り出すのに手間がかかりますので、必ず携帯するようにしてくださいね。

もちろん鍵も貴重品です。新居の鍵をダンボールに荷造りしてしまった日には、最悪な引越しになりますので、注意が必要です。

また自転車の鍵も必ず携帯するようにしてください。自転車の鍵をダンボールに入れてしまうと、新居ですぐに取り出せない可能性もあります。引越し先ですぐに自転車を使えるようにするためにも、鍵は自分で管理してくださいね。

貴金属、宝飾品

ロレックスの時計やダイヤモンドの指輪なども貴重品として扱われます。基本的にはショルダーバッグにまとめて管理していただければ問題ありません。

もしバッグに入りきらないほど貴金属や宝石品がある場合は、銀行の貸金庫に預けるなどの対策が必要になってきます。もちろん私は銀行に貸金庫など持っていませんので、利用方法の説明は省略させていただきます。

小切手、債権証書、有価証券

事業を運営されている方の場合、小切手や債権証書を保有されているかもしれません。また株などの有価証券を所有されているケースもあるかと思います。こうした重要書類は全て貴重品に該当します。重要書類を紛失してしまうと多額の損失が生じる可能性もありますので、荷造りの際はくれぐれもご注意してください。

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引越しで貴重品を紛失した時の対応!

引越しでうっかり貴重品を紛失してしまう可能性もあるかもしれませんので、いざという時の対応をご紹介いたします。

キャッシュカードやクレジットカードを紛失した場合は、すぐに金融期間と連絡を取り、一時的に利用停止させる必要があります。

パスポートを紛失した場合は、直ちに警察から遺失届を発行してもら、各自治体にある申請窓口やパスポートセンターで失効手続を取ります。

債権証書を紛失した場合は、簡易裁判で再発行手続をとることで、再発行できる可能性があります。まずは金融機関と連絡をとり、具体的な指示を煽ってください。

残念ながら現金や貴金属・宝石類を紛失した場合は、警察に遺失届を出し、見つかるのを祈るしか方法はありません。

引越しでは貴重品の自己管理を意識して荷造りしよう!

いかがでしたでしょうか。引越しの最中に貴重品を紛失しても、引越し業者は責任を取ってくれません。だからこそ自分でしっかりと管理しておく必要があるのです。

上では代表的な貴重品のリストも掲載しています。引越しの荷造りをする過程で上記の品目が出てきたら、自己管理が必要ということを思い出してくださいね。また引越し当日は、貴重品をショルダーバッグなどに入れて、常に肌身離さずに携帯するようにしましょう。

それでは貴重品をしっかりと管理して、何事もなく引越しを乗り切ってくださいね!

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