引越し作業員の「ひこしお」です。引越しの荷物は自分で運搬する予定だけど、タンスだけは業者を利用する方もいらっしゃいますよね。タンスは家具の中でも大型の荷物ですので、自分で運ぶことは難しいかと思います。
- タンスを引越しするときの料金相場
- タンスの運搬料金の見積もりサンプル
- タンスの引越し料金を格安にする方法
業者を使用してタンスの引越しをご検討されている方には盛り沢山な内容ですので、ぜひご参考にしてくださいね。
またタンス以外の主要家具全般の料金相場を調べたい方は『見積もりサンプルあり!家具の引越し料金相場と格安に抑えるコツ』もチェックしてくださいね。
タンスを引越しする3つの方法!
タンスを運ぶ方法としては、「引越し業者を利用する」「宅配業者を利用する」「自分で運ぶ」3つの方法があります。それぞれの運搬方法について概要を説明していますので、まずはこちらから整理していきましょう。
引越し業者にタンスを運んでもらう!
荷物がタンスだけの場合でも、引越し業者は対応してくれるのでしょうか。結論としては、引越し業者はタンスだけでも喜んで引き受けます。
実際の引越し現場でも、タンスだけの運搬を依頼してくるお客様は意外といらっしゃいます。こうしたお客様は、ダンボールは自分で運搬し、家具やベッドは新規で購入される方が多いです。
タンスの運搬費用を抑えるためにも、引越し業者を利用する方法は有力です。荷物がタンスだけの場合でも、遠慮なく引越し業者に見積もりをとってみましょう。
宅配業者にタンスを運んでもらう!
タンスを運搬する場合は、宅配業者を利用する選択肢もあります。宅配業者でも有名なサービスプランは、「ヤマトホームコンビニエンス」が運営する「らくらく家財宅急便」です。また短距離の引越しでは、「赤帽」を利用する方法もございます。
こうした業者を利用するメリットは、料金プランが明確な点です。詳しい料金相場は次章でご紹介していますので、そちらでチェックしてくださいね。
自分でタンスを運ぶ!
基本的に自分でタンスを運ぶことはおすすめいたしません。
タンスは大型家具ですので、搬送する際は分解する必要があります。またタンスは乗用車に乗りませんので、軽トラ以上の車両を用意する必要があります。慣れない作業が仇となり、タンスや物件に傷をつけてしまう可能性もありますよね。
家とトラックの間のタンスの運搬も楽な作業ではありません。極め付けとして、ご自分でタンスを運搬しても費用が割高になる可能性が高いです。自分でタンスを運ぶことにはデメリットが大きいですので、引越し業者や宅配業者に依頼する方法をおすすめいたします。
タンスを引越しするときの料金相場!
それではタンスだけ引越しする際の料金相場の目安を解説していきます。
ただし注意点として、この金額はあくまで目安です。実際に発生する金額と異なる可能性もありますので、引越しの際は必ず見積もりを取ってくださいね。
引越し業者を利用してタンスを運ぶ場合!
引越し業者の料金は、季節や時間帯、プランによって大きく異なります。具体的なタンスの引越し料金は見積もりをとって確認していただきたいのですが、ここではあくまで目安としての料金を表にまとめてみました。
表に記載しているサイズとは、縦・横・奥行きの3辺の合計サイズです。タンスのサイズ感としてご活用くださいね。
サイズ | 目安 | 東京→首都圏 | 東京→名古屋 | 東京→大阪 |
---|---|---|---|---|
~350cm | 標準タンス | 8,000~22,000円 | 10,000~25,000円 | 12,000~30,000円 |
~400cm | 大型タンス | 10,000~38,000円 | 12,000~40,000円 | 14,000~42,000円 |
~450cm | 特大タンス | 14,000~50,000円 | 16,000~53,000円 | 18,000~56,000円 |
ご覧の通り、配送距離が同じでも料金相場に大きな違いがあることが伺えますよね。このため引越し業者を利用する場合は、複数の業者へ見積もりを取る必要があります。
そこでおすすめなサービスとして「一括見積もりサイト」をご紹介いたします。簡単な基礎情報を入力し、荷物欄の「タンス」にチェックを入れるだけで、最大10社程度から見積もりを受けることができます。
このため最安値でタンスの引越しを引き受けてくれる業者を簡単に探し出せるのです。格安で引越しを行う必須ツールですので、ぜひチェックしてくださいね。
宅配業者を利用してタンスを運ぶ場合!
宅配業者の場合、料金テーブルが公になっているメリットがございます。ここでは「ヤマトホームコンビニエンス」と「赤帽」の具体的な税抜き料金を表にまとめています。また代表的なオプション料金も掲載していますので、併せてみていきましょう。
ヤマトホームコンビニエンスの料金!
ヤマトホームコンビニエンスでは、タンスの3辺の合計サイズ(縦+横+奥行き)に応じて料金が決まっています。タンスの場合、3辺の合計サイズが300cmを超えてくるかと思いますので、それ以上のサイズの料金をまとめています。
サイズ | 目安 | 東京→首都圏 | 東京→名古屋 | 東京→大阪 |
---|---|---|---|---|
~350cm | 標準タンス | 15,050円 | 15,550円 | 17,750円 |
~400cm | 大型タンス | 21,250円 | 21,850円 | 23,950円 |
~450cm | 特大タンス | 27,450円 | 28,950円 | 31,150円 |
ただ注意点として、タンスの分解・組立費用に税抜き7,500円(税抜き)、2階への吊り上げ搬入に10,000円(税抜き)のオプション費用が発生します。特に大型タンスを一軒家に引越しする場合は、2階からの搬入が必要な場合も多いですので注意してくださいね。
赤帽の料金!
赤帽を利用した場合は、タンスの幅と高さから料金が計算されます。赤帽は短距離の搬送を得意にしている業者ですので、市内に引越しした場合の料金を見ていきましょう。
サイズ | 目安 | 安値 | 高値 |
---|---|---|---|
幅〜110cm × 高さ〜90cm | 小タンス | 4,500円 | 70,00円 |
幅〜130cm × 高さ〜140cm | 標準タンス | 5,000円 | 8,000円 |
幅〜130cm × 高さ〜180cm | 大型タンス | 7,000円 | 9,000円 |
幅〜130cm × 高さ〜210cm | 大型タンス | 8,000円 | 10,000円 |
赤帽は宅配業者の中でも安くて有名ですが、これには理由があります。赤帽はワンマン作業を基本にしているため、タンスのような大型家具を配送する際は手伝う必要があります。作業に協力できない場合は追加人件費として6,000円(税抜き)の費用が上乗せされます。
さらに階段作業が伴う場合、2階までは1,000円(税抜き)、2階以上は500円/フロア(税抜き)の追加費用が発生します。
自分でタンスを運ぶ場合の料金!
自分でタンスを配送する場合は、まず軽トラやトラックを確保する必要があります。2tトラックのバンを半日レンタルすると、保険料も込みで20,000円近くの費用が発生します。
当然ですがガソリン代も必要ですね。トラックはリッター4kmも走りませんので、燃料代も大きな負担になります。またタンスを1人で運ぶことは不可能かと思いますので、作業協力者を募る必要がありますよね。この協力者に心付けとしてチップを渡す場合は、その料金も加算されます。
自分で作業する場合は、養生なしで行うケースが多いはずです。もしマンションなどの壁に傷をつけてしまうと、高額の退去費用を請求される可能性もあります。
このように自分でタンスだけ引越ししても節約につながらい可能性が高いですので、専門業者の活用を再度ご検討してくださいね。
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タンスの引越し料金を格安に抑える方法!
それでは格安でタンスの引越しを済ませる方法をご紹介いたします。
まずは「一括見積もりサービス」を使用して、最安値でタンスを運搬してくれる引越し業者を探し出しましょう。そしてこの金額を上記でご紹介した宅配業者の料金と比較します。
引越し業者の料金の方が安い場合は、問答無用で引越し業者を利用しましょう。基本的には引越し業者の方が安い金額を提示してくる可能性が高いです。ただし引越し業者の場合、3月などの繁忙シーズンになると料金が高騰する傾向にあります。この場合は宅配業者を利用した方が割安になる可能性も出てきます。
まずは引越し一括見積もりサイトを利用して、引越し業者の最安値価格をチェックしてみましょう!
引越し作業員の「ひこしお」です。引越し料金を少しでも安く抑えたい方にとって「引越し一括見積もりサイト」は必須ツールです。とはいえ引越し一括見積もりサイト[…]
タンスの中身があると追加費用の可能性あり!
タンスだけを引越しするときの注意点をご紹介いたします。もしタンスの中身に衣類などの荷物が含まれている場合は、追加料金が発生する可能性があります。
タンスを運搬するときは、基本的に中身を空にして作業します。もし洋服などが入っていると、その荷物をダンボールに梱包するように指摘される可能性が高いです。荷物にダンボールが追加されれば、その分の費用も掛かってしまいますよね。
これは引越し業者が利益を上乗せしようとしている訳ではありません。タンスに荷物が入ったまま運搬すると、重量オーバーでタンスが歪んでしまう危険性があります。またタンスを2階へ搬入する際は、紐で吊り上げるケースも頻繁にあります。こうした事態も予測して、少しでも軽量になるように中身を空にしているのですね。
タンスの処分料金を格安に抑える方法!
タンスの引越し費用が想像以上に高額だった!という方もいらっしゃるかと思います。この場合は、思い切ってタンスを処分するのも一つの方法です。そこでタンスの処分を格安に済ませる方法を解説していきます。
自治体のゴミ回収サービスでタンスを処分する!
それぞれの地方自治体は、ゴミの回収サービスを行なっています。このサービスを利用するメリットは、何と言っても料金が安いことです。タンスのサイズや地域にもよりますが、1000円〜2000円程度の料金で処分できます。
ただ自治体の回収サービスを利用する最大のネックは、自分でタンスを外まで運搬する必要があることです。力自慢の男性なら可能かもしれませんが、女性や年配の方にとっては少し難しいですよね。そんなときは、不用品回収業者を利用する方法がおすすめです。
不用品回収業者を利用してタンスを処分する!
不用品回収業者の場合、タンスの分解から運搬まで全て業者が対応してくれます。このため自分で面倒な作業を一切することなく、タンスを処分できるのです。
ただ不用品回収業者の処分費用はバラバラで、悪徳業者に捕まってしまうと高額の費用を請求される可能性もあります。そこで不用品回収業者を利用する場合は、信頼と実績のある業者を利用することが大切なポイントです。
ここではおすすめな業者として「ECOクリーン」をご紹介いたします。顧客満足度が大変高く、特に引き取り価格の安さには定評があります。Web見積もりを利用すれば、最短30秒でタンスの処分料金を調べることも可能です。もちろん見積もりは無料で行えますので、ぜひ処分費用をチェックしてみてくださいね。
タンスだけの引越しでも料金は安く抑えよう!
いかがでしたでしょうか。タンスだけを引越しするときの料金相場や格安に抑える方法はご確認いただけましたでしょうか。タンスを引越しするときは、引越し業者か宅配業者のどちらかを利用されることをおすすめいたします。
繰り返しになりますが、タンスの引越し料金を少しでも抑えるためには、「一括見積もりサービス」を利用して最安値の引越し業者を探すことが大切なポイントです。ただし繁忙期は引越し業者の料金が高騰しますので、上で掲載している宅配業者の料金とも比較してみてくださいね。
タンスだけの引越しとはいえ料金に大きなバラツキがありますので、ぜひ最安値で引越し済ませてくださいね!